航跡型MHTを用いた分離目標の追尾

小幡 康  前川 良二  亀田 洋志  系 正義  小菅 義夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J91-B   No.5   pp.626-635
発行日: 2008/05/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 航行・誘導・制御方式
キーワード: 
分離目標,  追尾維持,  追尾開始,  MHT,  

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あらまし: 
ロケット等の打上げ目標が分離した場合にすべての目標を追尾するためには既追尾目標航跡の維持機能のみでなく,新規航跡の開始機能が要求される.本論文ではこの目的を果たす追尾アルゴリズムとして不要信号環境下での追尾開始性能に優れた航跡型MHT(Multiple Hypothesis Tracking)の適用を検討し,その性能評価と改良方式の提案を行う.提案方式の改良点は,目標分離時に新たに発生した目標を安定して追尾するために,新航跡の運動諸元の初期値を既追尾目標航跡から引き継いで設定する点である.シミュレーションにより提案方式の性能評価を行った結果,航跡型MHTの適用により分離後に双方の目標の追尾に成功する確率96%以上となり,航跡初期化方式についても提案方式が従来方式に比べて誤航跡の確立が抑制できることを明らかにした.