RSS1.0を利用した科学衛星・地上観測データのメタデータ自動収集

石倉 諭  村田 健史  久保 卓也  木村 映善  山本 和憲  篠原 育  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J91-B   No.4   pp.499-509
発行日: 2008/04/01
Online ISSN: 1881-0209
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 宇宙利用システム
キーワード: 
RSS1.0,  メタデータベース,  バーチャルオブザバトリー,  太陽地球系物理観測データ,  RDF,  

本文: PDF(1.3MB)
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あらまし: 
地球科学の推進には,国際共同による地球観測とデータの自由な交換が不可欠である.現在,Virtual ObservatoryやVirtual Organizationなど,世界規模での観測データの交換技術についての研究が進められている.本研究が対象とする太陽地球系物理(STP)観測分野は,他の地球観測分野と比較して観測領域が広いこと,観測データのタイプが多岐にわたるためデータ解析対象が複雑であること,データ公開機関が国内外に分散していること,データ公開ポリシが機関ごとに独立していることなどが分散データベースの実現を困難にしている.本研究では,このような疎結合型データベースによるVirtual Observatory(VO)を実現するため,RSS1.0を用いたメタ情報収集の仕組みを提案する.RSS1.0でSTP分野のメタ情報を記述し,データファイルやデータ観測日時情報を定期的に自動収集する.これにより,データ提供サイトがメタ情報提供を意識せずに,VOが必要とするメタ情報の収集が可能となる.設計したシステムを実装したところ,約3か月間で四つのデータ公開サイトから81種類約31万件の観測データファイルを自動収集できた.