アグリゲーション制御と確率的配置の組合せによるセンサネットの耐故障性向上

石塚 美加  会田 雅樹  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J91-B   No.4   pp.339-352
発行日: 2008/04/01
Online ISSN: 1881-0209
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (ネットワークソフトウェア論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
センサネットワーク,  べき法則,  確率的配置,  アグリゲーション制御,  

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あらまし: 
無線センサネットワークでは,センサノードの機械的故障,電池切れ故障が発生しやすい.したがって,ランダム故障や電池切れ故障により一部のセンサノードが通信不能になった場合でも,ネットワークとしての性能を最大限維持できるネットワーク技術が必要である.我々は,ランダム故障耐性,電池切れ故障耐性の両方を高めるためには,センサノードの配置方法を工夫することが有効だと考え,耐故障性の高いセンサ配置方法を検討してきた.以前の論文で,ノードの密度分布が,べき分布に従う確率的配置(べき配置)を提案し,べき配置はパラメータを適切に設定することにより,一般的な確率的配置よりも高い耐故障性を実現することを示した.この論文では,電池切れ故障耐性を向上させるためのルーチング制御については考慮していなかったが,複数のデータを中継センサで集約して中継する制御(アグリゲーション制御)は電池切れ故障耐性の向上に特に効果があり,センサ配置方法との関連も深い.そこで,本論文では,我々が想定しているイベント契機でセンシングを行うアプリケーションに適するアグリゲーション制御を検討 し,更に検討したアグリゲーション制御を前提とした場合の,電池切れ故障耐性とセンサ配置方法の関係を評価する.