再利用・相互運用可能な言語資源の記述とモデル化の枠組み

林 良彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J90-D   No.12   pp.3114-3130
発行日: 2007/12/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: サーベイ論文 (異文化コラボレーション論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
言語資源,  再利用性,  相互運用性,  メタデータ,  言語的注釈,  

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あらまし: 
異文化コラボレーションの様々な局面におけるコミュニケーションを支援するための有用な要素としての言語資源の重要性に対する認識が高まっており,既存の汎用的な言語資源や,新たに特定の目的に即して構築される言語資源を適切に組み合わせて利用できる基盤の実現が強く求められている.オープンなネットワーク環境において,言語資源が適切に利用され得るためには,再利用性と相互運用性がキーとなる.言語資源に対して共通的な語彙によるメタ記述が与えられていること,また,言語資源の内容がそのタイプに応じてモデル化され,それに応じた標準的なアクセス手段で利用可能であることが重要である.本サーベイ論文は,このような再利用性と相互運用性を達成するための言語資源の記述とモデル化の枠組みを整理して提示する.まず,言語資源の全体に関するメタ記述の枠組みを示す.次に,言語資源の内容に関する相互運用性に関連し,言語的注釈の記述とモデル化のための枠組みについて述べる.これらの枠組みが機能するためには,言語資源の作成者,利用者などの関連者による枠組みの共通理解が必須であり標準化が重要となる.このため,関連した国際標準化の動向についても述べる.