アーム付方形ループFSSを用いた有極形帯域通過導波管フィルタ

大平 昌敬  出口 博之  辻 幹男  繁沢 宏  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J89-C   No.7   pp.458-465
公開日: 2006/07/01
Online ISSN: 1881-0217
Print ISSN: 1345-2827
論文種別: 論文
専門分野: マイクロ波,ミリ波
キーワード: 
導波管フィルタ,  周波数選択板,  共振,  反共振,  減衰極,  

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あらまし: 
複数減衰極を実現できる周波数選択板(FSS)装荷導波管フィルタを示し,そのFSS共振素子としてアーム付方形ループFSSを提案している.筆者らは,これまでFSSの共振素子形状を遺伝的アルゴリズム(GA)を用いて設計を行ってきたが,GAで得られる形状は複雑である上,GAの最適化設計には時間を要するという問題があった.本論文ではアーム付方形ループFSSによってそれらの問題点を払拭している.提案する共振素子は,中心周波数で共振(完全通過),その両側で反共振(完全反射)し,その反共振によって減衰極を設けることができる.また,それらの共振点は素子形状を調整することにより容易に制御できる.例として,X帯で計六つの減衰極を有する3段FSS装荷導波管フィルタを設計し,数値計算結果と実験結果との比較によって提案形状の有効性を検証している.