ワイヤハーネスが接続された電子機器の電源系コモンモード電流発生メカニズム及び低減手法の検討

馬淵 雄一  中村 篤  林 亨  市川 浩司  鵜生 高徳  水野 広  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J89-C   No.11   pp.854-865
公開日: 2006/11/01
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
Print ISSN: 1345-2827
論文種別: 特集論文 (次世代電子機器における先端実装技術と電磁波ノイズ低減技術論文特集)
専門分野: 電源ノイズとモデル化技術
キーワード: 
EMI,  EMC,  コモンモード電流,  マイコン,  不要電磁放射,  

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あらまし: 
高速・高密度実装化が進む電子機器では,回路動作時の機器からの不要電磁放射による他の電子機器とのEMI(Electro-Magnetic Interference:電磁干渉)が問題になっている.特に,車載電子機器で問題となるラジオノイズ周波数(~100 MHz)では,機器に接続されるワイヤハーネスに流れるコモンモード電流が主に不要電磁放射を引き起こすと考える.このEMIの主な発生要因である電源系のコモンモード電流に対し,車載電子機器において主流となる二層基板を用い,発生メカニズム及び有効な対策法を検討した.マイコン動作の奇数倍周波数では,電圧変動により発生するコモンモード電流が支配的であり,偶数倍周波数では,電流変動により発生するコモンモード電流が支配的であることが分かった.特に,電流変動で発生するコモンモード電流に対し,プリント回路基板の配線パターンによる寄生インダクタンスと容量を適切にバランスさせることで,発生するコモンモード電流量を低減可能であることを解析による評価で明らかにし,評価基板による実測で検証した.