二次以上のレンジ変化を考慮したSARオートフォーカス法

山本 和彦  岩本 雅史  小菅 義夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J89-B   No.7   pp.1054-1062
発行日: 2006/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (観測・計測・探査における電波応用の最新技術論文特集)
専門分野: SAR
キーワード: 
レーダ,  合成開口レーダ,  レンジ補償,  位相補償,  オートフォーカス,  

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あらまし: 
合成開口レーダや逆合成開口レーダの画像再生処理において,観測中に目標までの距離が変化することにより発生する点像応答特性の劣化を,運動センサなどの外部情報を用いることなく補償するオートフォーカス法を提案する.目標までの距離の変化がレンジ分解能を超える場合,これを補償する必要があるが,従来のアルゴリズムでは,時間の二次以上のレンジの変化を十分に補償できない問題があった.そこで,受信信号の位相変化に基づいてレンジの移動量を計算することにより,この問題を解決するアルゴリズムを提案した.計算機シミュレーションによる評価を行い,プラットフォームの二次以上のレンジ変化が最大で約8.5 mとなる条件において, 従来方法と比較して,点像応答の振幅を約25 dB改善できることを確認した.