時空符号化協力マルチホップ通信における再送同期制御方式

宮野 剛  村田 英一  荒木 純道  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J89-B   No.6   pp.920-925
発行日: 2006/06/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (無線アドホックネットワーク技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
マルチホップネットワーク,  協力中継,  再送制御,  時空符号化,  

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あらまし: 
多段の無線中継を必要とする無線マルチホップ通信では中継伝搬路のフェージングやシャドウイング等の影響による激しい受信電力変動が問題となる.これまでに複数の中継局が協力することによりダイバーシチ効果を実現する協力ダイバーシチが提案されている.また,複数の送信アンテナを用いることにより空間ダイバーシチを実現する時空符号化を利用した協力ダイバーシチが検討されている.本論文では,誤りのないデータ通信を実現する上で必要不可欠な技術であるARQを協力中継に適用した際に問題となる協力中継局間の送受信における不整合について取り上げている.複数の中継局を利用する協力中継ではACK/NACK信号の誤検出が大きな影響をもつことを示し,これらの影響を抑制する再送同期制御方式を提案している.また計算機シミュレーションにより再送同期制御が良好に動作することを示し,ACK/NACKの誤検出が通信の誤り率や再送回数に与える影響について検討している.