GMPLSベース次世代ネットワークにおけるIP経路制御の安定化手法の検討

田上 敦士  長谷川 輝之  長谷川 亨  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J89-B   No.2   pp.88-96
発行日: 2006/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (国際標準に向けたテレコム技術とその効用論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
GMPLS,  マルチレイヤ,  OSPF,  RSVP-TE,  経路制御,  

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あらまし: 
GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)は次世代ISP(Internet Service Provider)バックボーンを構築するための基盤技術として有力視され ている.GMPLSに基づくIPバックボーンネットワークでは,光レイヤとパケットレイヤは垂直統合され密接に連係して動作する.この複数レイヤの連係動作によりパケットレイヤ上のIPトラヒック量に応じた光レイヤ上のパス設定や障害の高速復旧等,統合的なネットワーク制御が実現される.しかしながら,両レイヤにある類似した機能やそのパラメータの不整合により,レイヤ間の連係動作が,パケットレイヤでのIP経路制御の安定性を損なわせる可能性がある.これは主にパケットレイヤのIP経路制御プロトコル処理の時間粒度よりも光レイヤのパス状態変化の時間粒度が短いことに起因している.本論文では,レイヤ間連係動作におけるパケットレイヤの経路安定性について検討し,シミュレーションによる解析,並びに安定性を向上させる手法の提案を行う.