平面検出ハフ変換を用いたディジタルX線画像からの照射野絞り領域の検出

川下 郁生  青山 正人  梶山 朋昭  浅田 尚紀  粟井 和夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J88-D2   No.3   pp.646-656
発行日: 2005/03/01
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 生体工学
キーワード: 
X線照射野絞り,  画像生成モデル,  ハフ変換,  平面検出,  画像圧縮,  

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あらまし: 
医療分野で用いられるディジタルX線画像に対して,診断に不必要な絞り領域を検出する研究が行われている.これまでの研究では,検出対象である絞り領域の境界を,二次元画像においてエッジ抽出を行い直線として検出する手法が採用されていた.しかしその境界は,画像の生成原理上理想的なステップ・エッジではなく,ぼけ(半影)を含むランプエッジとなる.そこで本論文では,X線画像を輝度方向に一次元拡張した三次元データと考えることで,絞り領域の境界を平面として検出するハフ変換を用いた手法を提案する.実験では,モデル化の妥当性を検証し,提案手法の効果を確認するために絞り領域の検出実験を行った.その結果,336例の画像のうち,96.4%(324例)の画像に対して絞り領域を正しく検出できた.更に,検出した絞り領域の輝度値を0にした画像を圧縮した画像データ量は,原画像を圧縮した画像データ量より小さくなることを示す.