Selective-Repeat ARQにおける順序制御方式の提案と性能評価

鹿間 敏弘  水野 忠則  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J88-B   No.4   pp.718-727
発行日: 2005/04/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 基礎理論
キーワード: 
選択再送,  ARQ,  順序制御,  衛星通信,  

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あらまし: 
衛星通信を利用したパケット通信で効率良く誤り回復を行うためにSR(Selective-Repeat)ARQ(Automatic Repeat reQuest)プロトコルが用いられる.多数のフローをSR ARQに多重化する場合,SR ARQの受信側での順序制御により遅延時間が大きくなる問題,またこの順序制御によりパケットがバースト的に出力される問題がある.本論文では順序制御による遅延時間とバースト性を改善する方式として,パケット消失の検出と再送は全フローをまとめて行い,順序制御はフロー個別に行うPFRS(Per Flow Re-Sequencing)方式を提案する.TCP及びUDPによる複数の上位層フローがレイヤ2のSR ARQに多重化される場合について,PFRS方式により平均遅延時間や受信バッファ量が抑えられまたバースト性が小さくなること,TCPを用いた場合のスループットが向上することをシミュレーションにより示す.