パケットマージ手法によるQoS改善効果の数値解析

篠宮 俊輔  中川 晋一  山岡 克式  酒井 善則  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J88-B   No.3   pp.598-610
発行日: 2005/03/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 交換
キーワード: 
パケットマージ,  パケット交換ネットワーク,  ルータ,  QoS改善,  数値解析,  

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あらまし: 
パケットマージ手法は,高パケットレートのトラヒックが引き起こすルータのキューの伸長・バッファあふれによる,遅延時間の増大・パケットロス増加によるネットワークのQoS劣化を,パケットを結合してそのパケットレートを引き下げることにより改善する.その一方,パケットの結合は,後続のパケットとの待合せや,パケットサイズの増大による伝送遅延の増大を伴う.そのため,それ自体が新たなQoS劣化の原因の一つとなり,本手法による改善と手法上発生する遅延はトレードオフの関係にあり,QoS改善には適切な適用とパラメータ設定が重要である.本論文では,パケットマージ手法を適用したネットワークを通過するパケットが受ける遅延時間の分布及びパケットロス率を数値解析により導出し,本手法の特性及び適用領域を明らかにする.