XML文書管理におけるブランチを有するバージョン系列のための関係データベース構成法

横山 昌平  太田 学  片山 薫  石川 博  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J87-D1   No.2   pp.97-112
発行日: 2004/02/01
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 特集論文 (データ工学論文特集)
専門分野: XMLとデータベース
キーワード: 
XML,  関係データベース,  時制データベース,  版管理,  ブランチ機能,  

本文: PDF(1.4MB)
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あらまし: 
XMLはその登場とともに爆発的に普及し,インターネット上の標準的なデータ交換形式となりつつある.利用機会が増えるにつれ,膨大なXMLデータの効率的管理を行う手法を確立することが急務となっている.インターネットで世界がつながっている現代では蓄積されたデータをリアルタイムに変更することが容易にできる.つまりデータの管理とはひとえに大規模なデータを格納するということだけでなく,更新されるデータの各バージョンを効率良く格納し,また検索できなければならない.我々は関係データベースと連携させることによりXMLデータの効率的管理を容易に行う手法について研究を行っている.本論文では関係データベース上に構成されたXMLデータの版管理を行う手法について述べる.XMLの版管理にはRCSのような行指向の版管理ツールも利用できるが,XMLの文法が考慮されていないためXMLのタグ構造に沿った差分データを得ることができず,効率が悪い.また,XMLを関係データベースに格納する研究は盛んであるが,関係データベースに格納したXMLの版管理についてはほとんど議論されていない.本論文では差分データを用いたXML版管理について二つの性質の異なるデータベース構成法を提案する.一つは高速な検索が可能なスキーマであり,他方は更新・管理が容易なデータベースの構築を特徴としている.