マルチパス環境下のOFDM伝送方式における同期のとれた到来波の方向推定

堀 智  菊間 信良  稲垣 直樹  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J87-B   No.9   pp.1397-1404
発行日: 2004/09/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (ワイヤレスパーソナル通信におけるアンテナ・伝搬の最新技術論文特集)
専門分野: 到来方向推定技術
キーワード: 
OFDM,  所望波,  到来方向推定,  Capon,  MUSIC,  

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あらまし: 
OFDM伝送方式による無線通信において,端末局の方向を推定し,基地局アンテナの端末局方向への指向性利得を向上させ,増幅器の負担や電力を低減することが考えられる.そこで,本論文では,マルチパス環境下のOFDM伝送方式におけるガード区間を利用し,同期のとれた到来波の方向を推定する方法を提案する.Capon法とMUSIC法を利用した二つの方式を提案し,4素子アレーアンテナにおいて,計算機シミュレーションにより評価した.その結果,両提案方式とも,同期のとれた到来波に対する高い方向推定能力を有することを確認した.また,Capon法を利用した方法よりもMUSIC法を利用した方法の方が,角度スペクトルのダイナミックレンジが広く,雑音による劣化の度合が大きいことが分かった.