マルチキャリヤCDMAのための送信ダイバーシチにおける重み制御法に関する検討

藤井 威生  鈴木 康夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J87-B   No.9   pp.1211-1221
発行日: 2004/09/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (ワイヤレスパーソナル通信におけるアンテナ・伝搬の最新技術論文特集)
専門分野: アダプティブ・スマートアンテナ技術
キーワード: 
マルチキャリヤCDMA,  アレーアンテナ,  送信ダイバーシチ,  MRC,  

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あらまし: 
本論文ではマルチキャリヤCDMA(code division multiple access)において,基地局にアレーアンテナを用い,各々のアンテナエレメントの重みを送信側で制御することで,下り回線の受信特性を改善する送信アンテナダイバーシチについての検討を行った.マルチキャリヤCDMAは拡散符号をマルチキャリヤ信号に掛け合わせる際に,周波数方向の拡散符号で拡散するMC-CDMA(multi-carrier CDMA),時間方向の拡散符号で拡散するMC/DS-CDMA(multi-carrier direct sequence CDMA),更にその複合として時間,周波数の両方向の拡散符号で拡散するものがある.周波数方向で拡散する方式は周波数ダイバーシチ利得が得られるものの,複数のアンテナエレメントからユーザごとに異なる重みで送信した場合,符号の直交性が崩れ,伝送特性が劣化する可能性がある.そこで,本論文では拡散方向の変化による符号直交性の劣化と周波数ダイバーシチ効果及び送信ダイバーシチ効果との関係を明らかにする.ここでは,重み制御法として,サブキャリヤごとに重みを決定する「各サブキャリヤ重み制御法」と,全サブキャリヤ一括して重みを決定する「一括重み制御法」を提案し,特性の比較を計算機シミュレーションにより行った.