複素ガウス過程を考慮したフェージング環境における伝送路推定について

雁部 洋久  横山 賢司  斎藤 美寿  荒木 純道  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J87-A   No.7   pp.994-1004
発行日: 2004/07/01
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 通信理論,信号理論基礎
キーワード: 
レイリーフェージング,  最ゆう推定,  無線LAN,  Jakesモデル,  CCK,  

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あらまし: 
近年,広く実用化が始まった室内環境やこれに準じる比較的狭い領域での無線通信環境では,情報伝送速度がフェージング変化に比べて十分高速である場合が多く,その場合には,フェージング変動は自己相関をもつ有色確率過程とみなすことができる.本論文では,フェージング環境モデルの作成方法として,確率構造に基づいたJakesモデルによるフェージング係数の逐次生成法を示す.更にフェージング係数を求めるための条件付確率密度を用いた最ゆう推定法を提案し,適用例として,無線LAN IEEE802.11bの高速データを通信するCCK方式を取り上げる.フェージング環境下での復号特性をシミュレーションにより評価した結果,従来の多項式補間法に比べて,10-3 のレベルの誤り率に対して,1 dB程度のSNR改善ができることが分かった.