MMSE及びCMAを規範とするエスパアンテナのマルカート法による最適化

中路 卓与  菊間 信良  稲垣 直樹  榊原 久二男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J86-B   No.9   pp.1925-1933
発行日: 2003/09/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (電磁界解析手法とアンテナ・伝搬における設計技術論文特集)
専門分野: アンテナ設計技術
キーワード: 
エスパアンテナ,  MMSE,  CMA,  アダプティブアレーアンテナ,  マルカート法,  

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あらまし: 
エスパアンテナはディジタルビームフォーミング(DBF)アンテナに比べて小型,低消費電力,低コストという特長をもつアダプティブアレーアンテナである.本論文ではエスパアンテナ制御の収束速度を向上させることを目的として,適応制御アルゴリズムにマルカート法を用いた.一般にマルカート法では評価関数を受信信号のサンプル点における瞬時値の2乗和として扱うが,本論文では従来から提案されている相関値によって構成された評価関数に対してマルカート法を適用するために,改良を施した.7素子エスパアンテナを用いた計算機シミュレーションにより,改良したマルカート法の収束速度及び干渉波抑圧能力の改善度を最急降下法と比較しながら検討した.この結果,本最適化手法は最急降下法よりも速く収束し,低SNRの場合でも最急降下法以上の干渉波抑圧能力を有することがわかった.