マルチパス環境での低高度レーダ目標の高度推定法の検討―サブアレー構成による推定法―

稲葉 敬之  荒木 純道  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J86-B   No.8   pp.1620-1628
発行日: 2003/08/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
マルチパス,  モノパルスアンテナ,  周波数ホッピング,  最ゆう推定法,  

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あらまし: 
モノパルスアンテナをもつ航空管制レーダや追尾レーダなどで低高度目標の高度推定を行う場合,海面(あるいは路面)反射によるマルチパス現象によりモノパルス測角処理(すなわち高度推定)に大きなスパイク誤差とバイアス誤差が生じることが良く知られている.本論文では,アレーアンテナを用いた目標高度推定において最ゆう推定法を用い,アレーアンテナをサブアレー構成かつ周波数ホッピングによるフェージング対策を採用した場合でも推定対象を目標高度のみの1パラメータとして探索可能な目標高度推定法を提案する.計算機シミュレーションにより,従来の Σ Δ モノパルス法,4サブアレーを例に周波数ホッピングを用いない最ゆう推定法,及び提案する周波数ホッピングを併用した最ゆう推定法による目標高度推定誤差の,S/N依存性,等価地球半径誤差依存性について評価し,限られた条件内の評価ではあるものの提案法にてマルチパス環境でフェージング対策を図りつつ目標高度推定が可能であることを確認した.