力覚提示を伴う仮想物体の両手多指操作環境の開発

ワライラット ソムサック  山田 啓太  長谷川 晶一  小池 康晴  佐藤 誠  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J84-D2   No.6   pp.1140-1148
発行日: 2001/06/01
Online ISSN: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 特集論文 (システム開発論文特集)
専門分野: ヒューマンインタフェース応用システム
キーワード: 
力覚提示装置,  SPIDAR,  直接操作,  仮想現実,  

本文: PDF(702KB)
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あらまし: 
本論文では,仮想世界において両手多指直接操作を実現するためのシステムを提案する.より使いやすい両手多指直接操作を実現するためには,手に物体をつかんだという感触を与えることや,ユーザの手と仮想物体の位置関係をユーザが把握しやすくすることが必要である.そこで,8本の指先に力覚を提示し,ユーザの手と同じ動きをする仮想手をリアルタイムで表示することができるシステムを構築した.力覚提示は,SPIDAR-8という装置を用いて行う.SPIDAR-8は糸を用いて8点の位置計測と力覚提示を行うことができる装置である.糸の先端にはキャップのような器具が取り付けられており,それを指先に装着することにより,指先に力覚を提示することができる.仮想手の表示は,SPIDAR-8によって計測した8点の指先位置から行う.8点の位置から手形状を推定し,それを仮想物体とともにCGで表示する.これにより,ユーザの手と同じ動きをする仮想手が表示される.このようなシステムを用いることによって,ユーザは提示された力覚情報と視覚情報を統合し,効率良く両手多指直接操作を行うことができる.