耐故障バッファリングディスクシステムの性能評価

後藤 正徳  横田 治夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J84-D1   No.6   pp.819-829
発行日: 2001/06/01
Online ISSN: 
Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 特集論文 (システム開発論文特集)
専門分野: フォールトトレランス
キーワード: 
耐故障化,  ディスクアレー,  プライマリバックアップ,  ダブルバッファリング,  性能向上,  

本文: PDF(913.2KB)
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あらまし: 
RAID5は,高い信頼性とディスクの効率的な利用をもたらすが,少量データの書込みに4回のディスクアクセスが必要であり,読込み性能に対し書込み性能が悪い.本論文では,信頼性を保ちつつRAID5の書込み性能を向上させることが可能な耐故障バッファリングディスク(FBD)の性能評価を行う.耐故障バッファリングディスクシステムは,ディスクアレーには手を加えずに,ホストとの間に少数のディスクを配してバッファとして用いる.バッファ用ディスクはプライマリとバックアップに分けられ,プライマリディスクは連続アクセスを行うことでシークと回転待ち時間をできるだけ排し,不要な書込み処理を除くことで書込み性能を高める.また,バックアップディスクは,データのコピーを保持することで故障に対応するのと同時に読込み要求を受け付ける.PC上に実験システムを実装し,市販のRAID5システムを用いて,各種の環境下でのスループットとレスポンス時間を計測し,その有効性を確認する.