リアルタイムメディア伝送のための適応プロトコル中継方式の提案

大槻 英樹  山岡 克式  酒井 善則  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J84-B   No.9   pp.1633-1642
発行日: 2001/09/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
ARQ(Automatic Repeat reQuest),  プロトコル中継,  許容遅延,  パケット廃棄率,  メディア伝送,  

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あらまし: 
パケットを用いた映像や音声伝送で,特にリアルタイム伝送を行うものはメディア同期制御を行っている.メディア同期のために許容遅延時間が存在し,これを超えて到着したパケットは廃棄されてしまう.ARQ(Automatic Repeat reQuest)方式のように誤り訂正をパケットの再送によって行うプロトコルでは,伝送路の遅延や誤り率が大きいと,誤りが生じたときにパケットの遅延時間がとても大きくなる.パケットの遅延時間が許容遅延時間を越えてしまうことによりパケットが廃棄され,品質が劣化する問題がある.この問題に対し,許容遅延を考慮した適応プロトコル中継方式を提案する.適応プロトコル中継方式では,中継ノードにおいてパケットごとにある条件を満たしたときにプロトコルの中継処理を行い,誤りによるパケットの再送に必要となる時間を短縮することで許容遅延時間内に受信端末に到着できないパケットを減少させる.本論文では,提案方式を用いた場合にプロトコル中継がパケット廃棄率に与える影響を調べる.また,適応的に中継ノードで制御を行う条件について考察する.