アドホックネットワークのための分散制御型無線多重アクセス方式

上野 洋  深川 周和  飯田 登  水野 忠則  渡辺 尚  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J84-B   No.4   pp.707-716
発行日: 2001/04/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 地上無線通信
キーワード: 
アドホックネットワーク,  多重アクセス,  モバイルコンピューティング,  マルチメディア通信,  

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あらまし: 
モバイルコンピューティング環境のもとで,即時系データと待時系データを統合的に送受信するマルチメディア通信方式として,無線を使用した分散制御型の多重アクセス方式(DMMA)を提案する.DMMA方式は,(1) 制御局を必要とせず,端末が集まればその場でアドホック無線ネットワークを構築できる.(2) 即時系データの連続性を保証しつつ低負荷時には待時系データの送信に複数のスロットを割り当て,チャネルの有効利用と不必要な遅延を回避する.(3) コンテンション領域(期間)が可変となるため,即時系データを扱うには不向きなTreeアルゴリズムを,領域が間欠的に現れる構造に改良している.(4) 新規加入端末はある有限時間ネットワークを監視すれば網の状態を把握できるため,動的に網に出入り可能である.以上の四つの特徴をもつ.また,DMMAの性能をシミュレーションにより評価を行い,その結果マルチメディアデータの種類によらず,等しいスループットを提供できることを示した.