場所選択送信電力制御による適応ゾーン選択方式を用いた適応変調無線パケット通信システム

C. アピチャイチャルームウォン  三瓶 政一  森永 規彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J84-B   No.4   pp.697-706
発行日: 2001/04/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
マルチゾーンシステム,  無線パケット通信システム,  不均一トラヒック,  電力制御,  

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あらまし: 
本論文では屋内無線パケット通信システムにおいて,ゾーン内の場所による伝送特性の格差を緩和し,かつ不均一トラヒック状況下でも良好なメッセージ遅延特性を実現するため,場所選択送信電力制御を用いた適応ゾーン選択(PWCAZS:Power Control combined Adaptive Zone Selection scheme)を用いた適応変調無線パケット通信システムを提案する.提案システムでは,各端末は,アクセス可能なすべてのアクセスポイント(AP:Access Point)に対して,呼にトラヒックチャネル(TCH:Traffic Channel)が割り当てられない確率(BR:Blocking Rate)とパケット誤り率(PER:Packet Error Rate)で決定される送信失敗確率(TFP:Transmission Failure Probability)を計算し,TFPが最も小さいAPにアクセスする.また,フロアの端などに位置するためにアクセス可能なAPが一つしかない端末の伝送特性を改善するため,複数のAPにアクセスできる場所にいる端末に対してのみ選択的に送信電力制御を行う,場所選択送信電力制御も適用する.計算機シミュレーションを行った結果,提案方式は不均一トラヒックによる影響を緩和しつつ,システム周辺における端末の遅延特性を大幅に改善できることを確認した.