フェーズドアレーレーダを用いた目標追尾におけるサンプリング間隔の制御

山家 明男  系 正義  辻道 信吾  小菅 義夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J84-B   No.3   pp.594-603
発行日: 2001/03/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 航行・誘導・制御方式
キーワード: 
目標追尾,  サンプリング間隔,  旋回,  カルマンフィルタ,  センサマネジメント,  

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あらまし: 
フェーズドアレーレーダは,アンテナを機械的に動かすことなくレーダビームを所望の方向に瞬時に指向させることができる.フェーズドアレーレーダへの適用を想定して,追尾目標に対するサンプリング間隔を適応的に制御することを考える.これによって,旋回目標などの機動力の高い目標に対してサンプリング間隔を小さくして追尾精度の劣化を防ぐとともに,直進目標に対してはサンプリング間隔を大きくして観測回数を節約して,レーダ資源の効率的な運用が可能となる.本論文では,多重運動モデルに基づく追尾アルゴリズムの一つである M3(Multiple Maneuver Model)フィルタを使用して,その追尾誤差共分散行列に基づくサンプリング間隔の制御方式を提案した.シミュレーションにより,サンプリング間隔を一定に固定する場合と追尾性能の比較を行った.この結果,例えば,レーダ資源の増加を伴うことなく,旋回運動中の追尾精度を15%向上させることができた.