2線式電流モード多値論理に基づくセルフチェッキングVLSIシステム

池 司  羽生 貴弘  亀山 充隆  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J83-C   No.4   pp.318-325
公開日: 2000/04/25
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Print ISSN: 1345-2827
論文種別: 論文
専門分野: 集積エレクトロニクス
キーワード: 
2線式電流モード多値回路,  セルフチェッキング回路,  差動対回路,  2進SD数全加算器,  

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あらまし: 
コンパクトな回路構成で高性能化と高信頼化を同時に実現できる新しい2線式電流モード多値回路を提案する.2線式電流モード多値回路は,高速動作のために電流のスイッチングに差動対回路を用い,2線相補信号で駆動されている.一方,高信頼性回路の一つであるセルフチェッキング回路は,2線の論理動作に依存関係があってはならない.本論文では,まず,物理的には2入力を有しながらも,論理出力は1入力のみで決定される新しい差動対回路を提案する.この差動対回路を活用することにより,回路全体を完全2重化することなくセルフチェッキング性と高速性が同時に満たされることを示す.実際,提案する回路を,完全2重化方式によるセルフチェッキング回路と比較し,同一性能下で回路のコンパクト化と低消費電力化がともに達成できることを明らかにする.