フォトニックネットワークにおける高速データ転送のための波長割当方式の性能解析

荒川 伸一  宮本 健太郎  村田 正幸  宮原 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J83-B   No.4   pp.424-433
発行日: 2000/04/25
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 交換
キーワード: 
フォトニックネットワーク,  データ転送,  波長分割多重,  波長予約,  近似解析,  

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あらまし: 
WDM(Wavelength Division Multiplexing)技術を適用したデータ通信方式として,データ発生時にコネクション設定を高速に行い,波長割当てを行った後に高速にデータ転送を行う方式が考えられる.しかし,回線容量が大きくなると,リンクの伝搬遅延時間の影響が相対的に増大し,無視できなくなる.そこで本論文では,コネクション設定に必要な伝搬遅延時間を考慮したフォトニックネットワークにおけるコネクション設定方式を対象とした近似解析手法を示す.設定方式として,送信側から順に波長割当てを行うフォワード型と,逆に受信側から波長割当てを行うバックワード型を対象とする.近似解析では,回線交換ネットワークにおいて利用される Reduced Load Approximation方式を拡張し,性能指標としてデータ転送要求のブロッキング率を導出する.この性能指標をシュミレーション結果と比較を行うことで近似解析の妥当性を示す.次にその性能指標をもとに設定方式間の性能比較を行い,更にそれらの設定方式に対する伝搬遅延時間の性能への影響を明らかにしている.