無線LANシステムのマルチセル環境におけるスループットの理論検討

石井 健一  大澤 智喜  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J83-B   No.3   pp.267-275
発行日: 2000/03/25
Online ISSN: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
無線LAN,  CSMA/CA,  IEEE 802.11,  スループット,  

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あらまし: 
次世代無線LANシステムの目的の一つは,高速なデータ伝送の実現である.システムに与えられている周波数帯域は限られているため,マルチセルによる 無線LANシステムの運用を考えた場合には,同一チャネルを用いる周辺セルからの干渉波の影響によるスループットの低下が予想される.本論文においては,無線LANシステムのマルチセル環境におけるスループットの理論式を導出し,IEEE 802.11において標準化が進められているOFDM方式のパラメータを用いてスループットを評価した.その結果,マルチセル環境におけるOFDM方式の 最大スループットは,距離減衰指数を2.5と仮定すると,キャリヤ検出しきい値 -74 dBmにおいて8 Mbps程度となることが示された.