無線LANにおけるシャドーイングを考慮した分散型アクセス制御方式

齊藤 忠夫  相田 仁  青木 輝勝  日高 宗一郎  トラナウィカライ トリーデージ  橋本 昭則  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J83-B   No.2   pp.175-184
発行日: 2000/02/25
Online ISSN: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
無線LAN,  シャドーイング,  アクセス制御,  トークンパッシング,  DTP,  

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あらまし: 
近年,移動,臨時設置可能なLANとして,無線LAN利用の動向が高まっている.これまで,無線LANアクセス制御方式として,CSMA/CA方式やポーリング方式などの アクセス制御方式が提案されている.しかし,いずれの方式も伝送効率や遅延時間の面で問題をかかえており,高性能な無線LANを実現するためには新しいアクセス制御方式を研究開発する必要がある.本論文では,新しい無線LANアクセス制御方式として,有線トークンパッシングLANアクセス制御方式の無線化の検討を行い,論理予備リングによるトークン迂回手法及びデータ中継手法を組み込んだ無線トークンパッシングLANアクセス制御方式としてDTP(Dynamic Token Passing)方式を提案する.その結果,障害物による伝送路障害が発生する環境において,IEEE 802.11方式などの既存方式と比較して本提案方式は高性能化できることを示す.更に,論理予備リングの最適な構成法について議論し,予備論理リングを A 個用意し,最適な予備論理リング 選択を行えば,A-1 個までの障害に対処できることを示す.