回線交換端末共存下における可変処理利得制御を適用したDS/CDMA無線パケット伝送システムの伝送特性

伊藤 匠  三瓶 政一  森永 規彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J83-B   No.1   pp.39-48
発行日: 2000/01/25
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 地上無線通信
キーワード: 
DS/CDMA,  パケット交換,  マルチメディア通信,  開ループ送信電力制御,  電力マージン,  処理利得可変,  

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あらまし: 
DS/CDMA方式において,音声伝送等を対象とした回線交換方式と,データ伝送等を対象とした パケット交換方式を共存させたシステムは,多様なメディアの伝送が必要となるマルチメディア通信に対して有効であると考えられる.パケット交換方式においては,伝送効率や干渉電力の面からSlotted-ALOHA方式が有効であると考えられるが,ALOHA方式では閉ループ送信電力制御を用いることが困難となるため,開ループ送信電力制御のみを用いることとなる.そこで本論文では,パケット交換端末においても所要の品質を得るために 電力マージンを用いた開ループ送信電力制御の特性を解析し,更に空きチャネルを有効利用することにより,高速伝送を実現する方式として処理利得可変無線パケット伝送方式を提案する.計算機シミュレーションを行った結果,適切な電力マージンを設けることによって,回線交換端末のシステム容量を損なうことなく,パケット交換端末の補足効果を高めるのに有効であることを明らかにした.また,提案方式を用いることで,パケット交換端末の平均遅延時間を大きく短縮できることを明らかにした.