適応アクセス制御方式を用いた適応変調予約型TDMAシステム

渡辺 和美  三瓶 政一  森永 規彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J83-B   No.12   pp.1682-1691
発行日: 2000/12/25
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
アクセス制御方式,  適応変調方式,  予約型TDMA,  

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あらまし: 
陸上移動通信におけるマルチメディア通信システムの実現には,メディアごとに異なる伝送品質を満たしつつ,高い周波数利用効率を達成することが必要である.提案方式においては,音声及びメッセージサイズの大きな長データは予約型TDMA(Time Division Multiple Access)方式,メッセージサイズの小さな短データは,音声にも長データにも用いられていないスロットに対してslotted ALOHA方式を用いて伝送する.更に,短データ伝送用により多くの開放スロットを獲得するために,音声伝送にvoice activation技術及び適応変調方式を採用する.本論文では,予約型TDMA/適応変調システムにおいて,音声/データ統合トラヒックを共通の無線チャネルで高速かつ効率良く伝送するために,長データと短データを分類するしきい値をトラヒックの変動に応じて自動的に制御する適応アクセス制御方式を提案する.計算機シミュレーションにより,提案方式が音声の伝送容量を維持したままで,高能率なデータの統合,データ伝送の遅延時間の改善に効果的に動作していることを確認する.