非線形コンバイナ型乱数生成器の特性-線形複雑度,相互情報量,無相関性について-

白石 善明  森井 昌克  植松 友彦  坂庭 好一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J83-A   No.10   pp.1169-1179
発行日: 2000/10/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 情報セキュリティ基礎
キーワード: 
擬似乱数,  線形フィードバックシフトレジスタ,  非線形乱数生成器,  線形複雑度,  相互情報量,  無相関性,  

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あらまし: 
擬似乱数生成器は,スペクトル拡散通信や共通鍵暗号方式の一つであるストリーム暗号等に用いられ,特に複数の線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)の出力を非線形結合した擬似乱数生成器(NLCRG)は構造が単純であることから,実用上重要視されている.しかしながら,NLCRGでさえその性質,特に出力系列の性質が完全に解明されているわけではない.先に森安,森井,笠原らはNLCRGの一つの部分クラスであるダイナミック型乱数生成器(DRG)を提案し,その出力系列の解析を試みた.本論文では,DRGの更なる解析を行うとともに,NLCRGのクラスの中でのDRGの位置付け,及び一般的なNLCRGの性質,特に線形複雑度,相互情報量について考察を加えている.また,無相関性を有する非線形回路をDRGによって簡単に構成する方法を与えている.