ピクチャ別レートひずみ特性に基づいた符号量配分手法の検討

水野 修  鹿喰 善明  野尻 裕司  大塚 吉道  田中 豊  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J82-D2   No.8   pp.1239-1251
発行日: 1999/08/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像処理,画像パターン認識
キーワード: 
MPEG-2,  符号量配分,  レートひずみ,  ラグランジュ未定係数法,  

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あらまし: 
MPEG-2映像符号化規格の範囲内での符号化画質の改善研究が行われている. 本論文では, MPEG-2符号化においてI, P, Bのピクチャタイプへ符号化に要する符号量を適切に配分する符号量配分手法を提案する. これまで, GOP当りのひずみ量を推定し, ビットレートの拘束条件の下でラグランジュ未定係数法を適用することで 配分符号量を求める手法が提案されている. しかし, その手法で推定したひずみ量は, 三つのピクチャタイプの信号特性が十分に組み込まれているとはいえない. そこで, ピクチャタイプの信号特性を考慮したGOP当りのひずみ量を推定し, 最適な符号量配分を行う手法を提案する. 本手法で推定するGOP当りのひずみ量の特徴は, ピクチャタイプ別のレートひずみ特性, 及び予測参照画像のひずみ成分が当該符号化画像の符号化効率に及ぼす影響を考慮する点である. MP@HL 18 Mbit/sの符号化シミュレーションによりMPEG-2のTM5との比較を行った結果, 3種類の画像に対して符号化SNRで0.4 dB程度の改善が得られた. また, 本手法がほぼ最適な符号量配分を行っていることを示す.