コンクリート壁の表面形状変化による電磁波の反射,透過抑制

佐藤 浩  堂前 洋幸  高橋 応明  安部 實  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J82-B   No.4   pp.674-682
発行日: 1999/04/25
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 電磁環境
キーワード: 
反射,  透過,  干渉電磁波,  コンクリート壁,  三角形状壁,  sin 形状壁,  FD-TD法,  無線LAN,  

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あらまし: 
近年のOA化,インテリジェント化に伴い,オフィス,病院等での各種電気・電子 機器の使用が頻繁となっており,そこから発生する電磁波が建物内の他の機器 に干渉し誤動作を起こすことや,外部から壁を漏洩 してくる透過波が与える影響が問題となっている.特に,無線LANなどでは,壁・ 床・天井等での反射波による通信品質の劣化も問題となっており,干渉電磁波 を壁などの建材でしゃへい・吸収することが必要とされている. 本論文では,これら干渉電磁波をしゃへい,吸収するためにコンクリート壁の表面形 状を三角,sin とした三角形状壁,sin 形状壁をそれぞれ提案し, その特性についてFD-TD法を用いて検討を行った.その結果,三角形状壁,sin 形状壁は通常のコンクリート壁に比べて壁内部での損失電力が多く,反射及び透過を抑制できることが明らかとなった.更に,実験により解析の有効性が確認された.