ゲーム理論を用いたコネクション型パケット通信制御法

山岡 克式  菅原 真司  酒井 善則  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J82-B   No.4   pp.530-539
発行日: 1999/04/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 通信網,通信サービス
キーワード: 
パケットネットワーク,  コネクション型通信,  ゲーム理論,  ルーチング,  優先制御,  

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あらまし: 
本論文では,異なった許容遅延品質やデータサイズなど, 多種多様な要求要件をもつ複数種類のコネクション型通信が混在するネットワーク環境において, 許容遅延時間内に通信を終了させることを目標として, ゲーム理論を用いた新しいネットワークの動的分散ルーチング制御法を提案した. 提案方式では,コネクションとネットワークという異なるプレーヤを設定することにより, 動的分散ルーチング制御にゲーム理論を適用する. 分散制御のそれぞれの部分で,ゲーム理論によりミニマックス原理に基づいた制御を行う結果, 特定の通信が必要以上のリソースを浪費する状態を回避し, 網全体のタイムアウトによるパケット廃棄率を減少させることが可能となる. 本論文では,ゲーム理論を用いた制御を行うためのプレーヤと戦略の設定及び制御手順について述べ, 単一メディア,マルチメディアの両ケースについて計算機シミュレーションを行い, 提案方式の有効性を確認している. 更に,ルーチングと優先制御の統合方式に関しての検討も行っている.