パイロット信号を用いたOFDMにおける副搬送波再生法

今村 大地  原 晋介  森永 規彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J82-B   No.3   pp.393-401
発行日: 1999/03/25
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 移動体通信
キーワード: 
OFDM,  パイロット信号,  副搬送波再生,  DS/SS,  遅延プロファイル,  周波数応答,  

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あらまし: 
OFDMを用いた高速ディジタル無線通信システムが広く検討されているが, 周波数資源の有効利用と高速伝送の両立を考えると, OFDMのサブキャリヤ変調方式として, 同期検波を前提とするM-ary QAM等の多値変調方式を適用する必要がある. また, OFDMで同期検波を実現するためには, 何らかの方法で伝搬路の周波数応答の推定を行い, これをもとに副搬送波再生を実現しなければならない. これまで著者らは, パイロット信号を用いて伝搬路の周波数応答を周波数領域で直接推定し副搬送波再生を行うFDP(Frequency Domain Pilot-assisted)方式を提案してきた. 本論文では, スペクトル拡散(DS/SS: Direct Sequence/Spread Spectrum)信号を用いて伝搬路のインパルス応答推定を行い, 副搬送波再生を実現するSSP(Spread Spectrum Pilot-assisted)方式を提案する. また, 両方式の特性解析を計算機シミュレーションにより行い, 比較を行う. SSP方式は, 遅延広がりの大きい, つまり周波数選択性の強い伝搬路においても良好な伝送特性を達成できる方式である.