測角センサの非同期運用による通信源位置標定のための虚像排除法

真庭 久和  岩本 雅史  小菅 義夫  小林 正明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J82-B   No.2   pp.292-301
発行日: 1999/02/25
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 宇宙・航行電子システム
キーワード: 
虚像,  虚像排除,  通信源位置標定,  測角センサ,  通信履歴,  

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あらまし: 
複数の未知通信源を位置標定する際, 虚像が発生するのでこれを排除する必要がある. 従来の虚像排除法は受信信号の特徴を比較する手法であるため, 位置標定に用いるそれぞれの測角センサが同じ周波数帯を同時に観測しなければならない. しかし, MCA(Multiple Channel Access)を用いる通信源を位置標定する場合や, 任意の測角センサを用いて位置標定する場合には, 測角センサの動作は非同期であることが望ましい. また, 通信源が断続的な通信を行うのであれば, 通信時刻の差異を特徴とした虚像排除法が考えられる. そこで, 同一測角センサで同じ通信源を観測した時刻から, 通信源ごとの通信履歴パターンを作成し, その類似度合から虚像を排除する手法を提案する. この手法では, 通信履歴パターンの類似と差異を明確化するための尺度パラメータを導入し, これを考慮した通信履歴パターンを作成することによって, 虚像排除性能の向上を図っている. コンピュータシミュレーションにより, 単に各時刻で通信している確率を通信履歴パターンとするよりも虚像排除性能が向上することを確認した.