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異常分散領域での 4×10 Gbit/s WDM RZ 信号伝送実験
松田 俊哉
那賀 明
斉藤 茂
誌名
電子情報通信学会論文誌 B Vol.J82-B No.1 pp.56-63
発行日: 1999/01/20
Online ISSN:
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 光通信方式
キーワード: 異常分散領域,
分散補償,
RZ信号,
波長多重,
本文: PDF(345.1KB)
あらまし: 本論文では,異常分散領域をベースに周期的分散補償を行う WDM RZ 信号伝送の特性を周回実験により検討する.1 nm 間隔で4波多重された 10 Gbit/s RZ 信号は,各チャネルがバランスした伝送を実現するため,分散補償の際に各チャネルごとに分波後,個別に補償される.最適な条件は,伝送路分散値 0.28〜0.49 ps/km/nm,分散補償間隔 720 km,分散補償率 80%,光増幅器出力 2 dBm であり,このとき最長の伝送距離 5,040 km が達成される.良好な伝送特性を実現するには,伝送路分散値と分散補償間隔の組合せがある一定の範囲に限定されることを明らかにする.最適な分散補償率は波形劣化とタイミングジッタのバランスにより決定されるが,本実験においては,分波に伴うフィルタリングの影響により,その値は単一チャネル伝送に比べて低く抑えられ,上記伝送距離を決定する一因となっていることを示す.また,伝送路分散値の調整用に挿入した単一モードファイバによって生じる信号光スペクトルのサイドピークが,光増幅器出力の上限を決定する要因となっていることも明らかにする.
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