OFDM用伝送モード判定方式の検討

野上 博志  鶴賀 貞雄  森永 規彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J82-B   No.12   pp.2275-2289
発行日: 1999/12/25
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
キーワード: 
OFDM,  地上ディジタル放送,  伝送モード,  モード判定,  

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あらまし: 
欧州DVB-Tなど,OFDMを用いた地上ディジタルTV放送では, キャリヤ間隔(有効シンボル長)並びにガードインタバル長に関して, 複数の伝送モードが許容されている.あらかじめ,伝送モードが一意に 確定していない場合には,受信側にてその伝送モードを認識・判別して, 信号を復調する必要がある.本報告では, OFDM信号を直接復調することなく,OFDMの伝送モードを速やかに 判定する方法を提案している.提案では,受信信号の自己相関が 伝送シンボル長の周期をもつという点(広義周期定常性)を利用して, その周期判別により伝送モードを判定する.この相関信号の周期判別は, IIR型のスペクトル強調フィルタを用いた簡単な構成で行われる. 数値計算例によれば,8種類の伝送モード(2 k-FFT,8 k-FFTのそれぞれに 対して,1/32,1/16,1/8,1/4の各ガードインタバル比)を対象とする場合, 白色ガウス雑音伝送路ではCNR=3 dBで, 最大伝送シンボル長の4倍の観測時間にて 判定誤り率 1× 10-2 以下を実現できることがわかった.