多重視点によるオブジェクトの組織化過程

中谷 多哉子  玉井 哲雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J81-D1   No.8   pp.994-1002
発行日: 1998/08/25
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: ソフトウェア工学
キーワード: 
オブジェクト指向分析,  多重視点,  仕様の衝突の解消,  組織化過程,  

本文: PDF(668.6KB)
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あらまし: 
OMT法などのオブジェクト指向分析/設計方法論が実用化されるにつれて,これらの方法論の改善が進められ,第2世代方法論も既に主流を占めつつある.しかし,実用化に向けてシステムの問題領域を拡大すると,分析の生産性が低下するといったさまざまな問題が発生する.我々は,問題領域が拡大しても,分析の生産性を低下させない手法について研究を行った.この手法では,問題領域を分析者の理解可能な規模となるように分割し,分割された個々の問題領域に対して分析モデルを定義し,後に段階的に統合して最終的なシステムのモデルを構築する.問題領域の分割には,システムの利用者の視点を導入する.我々はこのような分析過程を多重視点による組織化過程と呼び,その過程を定義した.本論文では,多重視点による組織化過程を適用した事例を紹介し,本手法の利点と課題について議論する.