アダプティブアレーを用いた空間領域パスダイバーシチ受信特性に関する検討

佐々木 隆平  小川 恭孝  大鐘 武雄  伊藤 精彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J81-B2   No.9   pp.855-862
発行日: 1998/09/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
移動通信,  多重波伝搬,  アダプティブアレー,  パスダイバーシチ,  誤り率特性,  誤差電力,  

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あらまし: 
高速ディジタル移動通信においては,遅延時間差の長い多重伝搬波のため特性が劣化する.この多重波信号電力の有効利用とひずみ補償をはかる手段として,複数のウエートベクトルをもつアダプティブアレーを用いて,到来する各多重伝搬波を分離し,遅延時間を一致させた後合成する空間領域パスダイバーシチが提案されている.多重波のなかには近接して到来する伝搬波が含まれている場合もあるため,特性が劣化することがある.本論文では,この改善方法として,多重波信号電力とアダプティブアレーの誤差電力を考慮した荷重合成法を提案した.その結果,劣化要因であった到来角度が非常に近接した伝搬環境において従来の等利得合成と比較して提案方式は,大幅にBER特性を改善できることが明らかになった.