多重運動モデルによる旋回再突入目標の追尾

亀田 洋志  辻道 信吾  小菅 義夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J81-B2   No.10   pp.957-964
発行日: 1998/10/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 宇宙・航行電子システム
キーワード: 
追尾フィルタ,  多重運動モデル,  再突入目標,  非線形運動,  拡張カルマンフィルタ,  

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あらまし: 
再突入目標(RV: Reentry Vehicles)は機体が空気力の影響を受け,非線形性の強い運動を行う.このような目標を追尾する場合,拡張カルマンフィルタにより目標の運動を正確にモデル化することが追尾精度確保のための必要条件である.しかし,モデルの描写には限界があり,追尾フィルタの運動モデルが外れたり,目標が旋回運動を行う場合には追尾精度が劣化する.本論文では,複雑な軌道運動を行う旋回再突入目標の追尾方式として,多重運動モデルに基づく追尾フィルタを提案した.この多重運動モデルは,従来の旋回再突入目標の運動モデルに目標の軌道を変化させる複数の定数加速度ベクトルを付加するものである.本アルゴリズムの有効性を評価するために計算機シミュレーションを行った.その結果,従来の追尾方式に比べて落下点付近の追尾精度が向上することを明らかにした.