高速演算可能なネットワーク空間分割グラフィックスモデルの提案と評価

藤村 真生  小堀 研一  久津輪 敏郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J80-D2   No.3   pp.783-790
発行日: 1997/03/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 人間・機械系,人間・人間系
キーワード: 
CAD,  空間分割モデル,  立体集合演算,  幾何演算,  画像圧縮,  

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あらまし: 
本論文では,空間分割モデルをCADに応用する場合に必要となる形状の立体集合演算および形状を拡大・縮小・回転・移動する幾何演算を高速に行うための新しいデータ構造を提案する.従来,空間分割モデルは3次元形状の解析・可視化等の分野で利用されてきたデータ構造である.これは空間分割モデルが形状を表現する際に必要となるデータ量が膨大になることから,幾何演算には不向きな形状モデルとされてきたことにある.ボクセルモデルが保持するデータを形状表面のボクセルのみにしてこれらを相互接続することにより,形状表現に必要なデータ数を大幅に削減し,かつ幾何演算を高速に処理することを可能とする空間分割モデルを構築することができる.本論文ではこの形状モデルをネットワークモデルと呼び,幾何演算に適した空間分割モデルの手法として提案する.またネットワークモデルを評価するため,従来からある空間分割モデルとしてボクセルモデルとオクトツリーモデルを取り上げ,データ数の比較実験と立体集合演算および幾何演算に要する処理時間の比較実験を行い評価を行った.