動的演算量スケーラブルアルゴリズムによるソフトウェア画像符号化

大迫 史典  八島 由幸  小寺 博  渡辺 裕  島村 和典  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J80-D2   No.2   pp.444-458
発行日: 1997/02/25
Online ISSN: 
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 特集論文 (次世代画像符号化技術論文小特集)
専門分野: 
キーワード: 
画像符号化,  ソフトウェアCODEC,  演算量スケーラブルアルゴリズム,  動き補償,  DCT,  

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あらまし: 
近年のコンピュータのCPU能力の伸びに対応して,ソフトウェアによって画像の符号化および復合化を実行する機会が増えている.ソフトウェア符号化では,圧縮処理に基づく演算量がばく大であり,かつ,使用可能なCPUパワーが時々刻々と変化するという問題点がある.本論文ではソフトウェアCODECに適した符号化・復合化アルゴリズムの概念として,処理時間拘束のもとで画質の高い復合画像を提供できる演算量スケーラブルアルゴリズムを提案する.典型的な符号化アルゴリズムとして,動き補償と直交変換を用いた場合の符号化処理を例にとって,演算量可変方法について検討を行い,シミュレーション実験により,演算量変化の滑らかさ・演算量変化のレンジ・再生画像に与える影響などの演算量可変特性を考察する.最後に,提案アルゴリズムを用いれば,符号化全体の演算量を符号化構成モジュールへ適当に配分することによって,演算量の時変動に対して画質を保持できることを示す.