マルチプロセッサシステム上でのプロセッサグループへの並列ジョブのスケジューリング手法

合田 憲人  笠原 博徳  成田 誠之助  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J80-D1   No.6   pp.463-473
発行日: 1997/06/25
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: オートマン,言語理論,計算論
キーワード: 
マルチプロセッサシステム,  並列処理,  ジョブスケジューリング,  オペレーティングシステム,  

本文: PDF(704.6KB)
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あらまし: 
本論文では,マルチプロセッサシステム上で,動的に到着する並列ジョブをプロセッサグループに割り当てるジョブスケジューリング手法について述べる.各ジョブにジョブが要求する数のプロセッサを割り当てる手法では,従来より,到着順でジョブにプロセッサグループを割り当てる手法が提案されているが,これらの手法では,プロセッサフラグメンテーションが大きいという問題点がある.本論文では,プロセッサフラグメンテーションを小さく抑え,プロセッサ利用率を向上させる手法であるFit Processors First Served(FPFS)およびFit Processors Most Processors First Served(FPMPFS)を提案する.また本論文では,待ち行列モデルおよび1次元Bin-packing問題を用いた性能解析,シミュレーションによる性能評価,実マルチプロセッサシステムNEC Cenju-3上での性能評価により,提案手法の有効性,実用性を検証する.これらの検証の結果,提案手法が従来手法よりも,実システム上でのプロセッサ利用率を9~19[%]向上させる等,プロセッサ利用率および平衡条件を向上させ,有効性,実用性の高いことが確認された.