10GHzフェムト秒ファイバレーザとその波長多重光源への変換技術

吉田 英二  田村 公一  山田 英一  中沢 正隆  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J80-C1   No.2   pp.70-77
発行日: 1997/02/25
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Print ISSN: 0915-1893
論文種別: 論文
専門分野: レーザ・量子エレクトロニクス
キーワード: 
ファイバレーザ,  エルビウムファイバ,  フェムト秒パルス,  パルス圧縮,  パルス増幅,  

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あらまし: 
将来の超高速光通信を実現するためには,GHz帯で動作する安定な短パルス光源が必要である.本論文では強制モード同期ファイバレーザに再生モード同期法を適用した安定な高調波-再生モード同期ファイバレーザの発振特性について報告する.このレーザから繰返し10GHz,パルス幅1.0~3.0ps,波長1.55μmの安定なパルス列が発生できる.次に,このファイバレーザと分散値を制御したエルビウムファイバ増幅器を用いて波長1.55μm,パルス幅170~250fs,繰返し10GHzのフェムト秒パルス列を発生させ,更に高出力光ファイバ増幅器により平均強度0.53Wにまで増幅した.このフェムト秒パルスのピーク強度は190Wに達する.この高出力10GHzフェムト秒パルス列を波長分離器で8波長に切り出すことにより,波長1.552~1.559μmにおいて,パルス幅16~17ps,80GHzの波長多重光源を作り出すことに成功した.本光源は波長多重伝送に重要な役割を果たすと考えられる.