未知の特徴推定誤差要因がある場合のレーダパルス列分離法

真庭 久和  系 正義  小菅 義夫  小林 正明  真野 清司  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B2   No.8   pp.730-738
発行日: 1997/08/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 宇宙・航行電子システム
キーワード: 
レーダパルス列分離,  レーダ認識,  MDL,  クラスタリング,  

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あらまし: 
複数のレーダから到来するレーダパルス列を受信した場合に,混在した受信パルス列を各レーダごとのレーダパルス列に分離する方式を示す.このレーダパルス列分離は,受信パルス列から,送信RF周波数,パルス幅等の特徴を手掛かりに,相手レーダ形式の認識を行うパッシブセンサに必要な機能である.これまでのレーダパルス列分離では,各特徴に含まれる誤差の標準偏差を既知としていた.しかし,実際には電波伝搬環境等の未知要素に起因する誤差が含まれるため,この標準偏差は未知である.この場合,最ゆう法に基づき,分離処理することが考えられるが,レーダ数を推定する必要が発生する.このレーダ数推定方法として,適用可能な従来法を用いた場合,各レーダ数を評価する評価関数算出のために恣意的なパラメータを設定する必要がある.そこで本論文では,最ゆう法に基づくクラスタリングによって各特徴の誤差の標準偏差を未知として分離すること,およびレーダ数を種々仮定した場合のクラスタリング結果をMDL(Minimum Description Length)を用いて比較し,恣意的なパラメータなしにレーダ数を推定する方法を提案する.シミュレーションにより従来法と比較して本方法の有効性を示す.