メディア統合型無線アクセスにおけるメッセージリソース割当手法

井上 真杉  森川 博之  水町 守志  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B2   No.8   pp.641-653
発行日: 1997/08/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 移動体通信
キーワード: 
無線アクセス,  マルチメディア,  メディアアクセス制御,  ベストエフォートサービス,  リソース割当,  

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あらまし: 
メディア統合無線におけるMAC(Media Access Control)層プロトコルの開発にあたっては,保証(guaranteed)サービスと最善努力(best-effort)サービスとを提供する将来の有線ネットワークとの整合性を考慮する必要もあろう.本論文では,ALOHA-reservation型MACプロトコル上で最善努力クラスを収容するためのリソース割当手法に焦点を当て,MAF(Monopolistic Allocation to the First-in terminal)とES(Equal Sharing)の二つの割当アルゴリズムを示す.最善努力クラスに対しては,QoSの保証は必要ないものの,可能な限りの高スループットと公平性とを提供するアルゴリズムが望まれる.そこで,平均スループット・スループット分散等を性能指標として両アルゴリズムを相対評価する.メッセージ(データ)はインターネット上の電子メールとウェブページに基づいてモデル化する.その結果,計算量は多いものの,高い平均スループットと低スループット分散を実現できるESアルゴリズムが最善努力クラスには適していることを明らかにする.更に,高速無線伝送時に顕著になるパケットレベルのバーストエラー環境下では,優劣差が広がることも明らかにする.