周波数帯域を共用するDS-CDMA/TDMA信号一括受信機への複素マルチレートフィルタバンクの応用

松田 崇弘  原 晋介  森永 規彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B2   No.12   pp.1021-1027
発行日: 1997/12/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
キーワード: 
DS-CDMA,  TDMA,  周波数共用,  マルチレートフィルタバンク,  狭帯域干渉除去,  ノッチフィルタ,  

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あらまし: 
本論文は,DS-CDMA(Direct Sequence Code Division Multiple Access)信号とTDMA(Time Division Multiple Access)信号を同一周波数帯域で伝送するDS-CDMAシステムとTDMAシステムの共存問題について議論している.DS-CDMA信号は狭帯域干渉波に強い性質をもつが,その耐干渉性には限界がある.そこで本論文では,共存問題においてDS-CDMA信号に対し狭帯域干渉波となるTDMA信号を除去する方法として,複素マルチレートフィルタバンクを応用した狭帯域干渉波除去法を提案している.本提案システムは,従来のマルチレートフィルタバンクを複素化することにより,任意の周波数の位置に任意の周波数分解能をもつノッチフィルタを形成することができる.本方式によりTDMA信号を除去した場合,DS-CDMA信号のビット誤り率特性が改善され,本提案システムが共存問題に有効であることを明らかにした.