多元トラヒック処理を考慮した自律分散ダイナミックチャネル割当て方式

玉木 剛  相田 仁  齊藤 忠夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B2   No.11   pp.945-952
発行日: 1997/11/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
キーワード: 
自律分散ダイナミックチャネル割当て,  セルラシステム,  マルチメディア,  多元トラヒック処理,  

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あらまし: 
本論文では,マルチキャリヤTDMA移動体通信システムにおける多元トラヒック処理を考慮した自律分散ダイナミックチャネル割当て方式を提案する.まず初めに,狭帯域呼と広帯域呼でキャリヤを共有する方式(CS方式:Carrier Sharing)と分離する方式(CP方式:Carrier Partitioning)について比較を行う.各々の方式に対して,定常状態確率に基づいたダイナミックチャネル割当ての呼損率特性解析の数学モデルを提案し,このモデルを用いてCS方式がCP方式に比べて良い特性を示す領域を明らかにする.CS方式におけるダイナミックチャネル割当て方式の問題点として,狭帯域呼による干渉が広帯域帯域呼の接続品質を劣化させる現象があげられる.これを克服するために,端数出線効果の抑制,周波数ホッピングを用いたマルチキャリヤ変調動作,呼の再配置接続,可変通信速度接続,リトライ型ハンドオフ等を組み合わせた方式を提案する.提案方式が従来方式に比べて良い特性を示すことを計算機シミュレーションによって確認した.