高臨場感マルチメディア通信会議システムの構築と評価

並木 育夫  目黒 義隆  青木 茂明  入江 一成  野村 知義  斉藤 一重  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B1   No.6   pp.338-347
発行日: 1997/06/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 特集論文 (マルチメディアネットワーク/サービスと品質論文特集)
専門分野: マルチメディアネットワーク・システムと応用
キーワード: 
高臨場感,  マルチメディア,  通信会議,  ATM,  

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あらまし: 
NTTでは,21世紀のサービスビジョンVI&P (Visual Intelligent and Personal communication service: 新高度情報通信サービス)を実現するため,広範囲にわたるNTTの技術を結集して,ネットワークとアプリケーションの総合的な機能確認と技術評価を行うVI&P総合実験を研究所で展開している.高臨場感マルチメディア通信会議システムは,VI&P総合実験の一環として開発したものであり,まるで同じ部屋にいて対話しているような高い臨場感を実現することがねらいである.本システムでは,お互いの距離を意識することなく,3地点間の自然で円滑な対話が可能な会議環境を実現する.このために,110インチの2連超高精細大画面による等身大の自然な人物映像表示,発話者の位置までわかる音声,高品質なHDTV映像伝送,および一体感をかもし出す臨場感の高い会議環境の4要素をインテグレートした.この結果,遠隔地にいる複数の人物が等身大で,あたかも同じテーブルにいるかのような高い臨場感の会議システムを実現することができた.本システムによって,人物の高精細かつ等身大表示,映像と音像の一致,そして一体感のある会議環境が可能となり,21世紀に向けた「場」の雰囲気の共有を尊重した新しいコンセプトの通信会議を提案した.